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短鎖脂肪酸のお陰でドバドバ!?
そもそも人の大腸には数百種以上の腸内細菌がいます。数にしておよそ100兆以上も生息してるんです。たくさんの種類の腸内細菌の中でも、特にあなたにとって有益な働きをしてくれるのがビフィズス菌などの腸内細菌たち。ビフィズス菌などの腸内細菌は「オリゴ糖」や食物繊維を発酵させて「短鎖脂肪酸」を作ります。つまり、この腸内で作られる「短鎖脂肪酸」こそが、私たちの腸を元気にしてくれることが分かってきたんです。
どんな働きをするの?
腸内では、身体に良い働きをする善玉菌と、逆の作用をする悪玉菌がいます。短鎖脂肪酸は、腸内を適度な酸性に保ってくれます。悪玉菌は酸性に弱いため、やっつけることができるんです。悪玉菌を減らしてビフィズス菌などの有益な腸内細菌を増やすことで、腸からからだを元気にしてくれるという訳です。
さらに、短鎖脂肪酸には腸で吸収されて、全身に送られることでさらなるプラスの効果があると言われています。例えば、脂肪細胞に働きかけ、脂肪が余分に付くのを防いだり、脂肪燃焼の効果も期待されているんです。
バランスの悪い食生活を続けていたり、年齢を重ねると共に腸内細菌は減っていきます。何も対策していないと善玉菌が不足して、短鎖脂肪酸を作れないため、悪玉菌が腸内環境を悪くしてしまうんです。そうなってしまうと便秘だけでなく、さまざまな腸内トラブルを引き起こしてしまうことになります。
酪酸菌って?
酪酸は、腸内細菌の酪酸菌(酪酸産生菌)が腸に届いた食物繊維を発酵・分解することで作り出される、短鎖脂肪酸の一種。粘膜上皮細胞が必要とするエネルギーの約60~80%は腸内細菌が作る酪酸でまかなわれていると言われています。
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